さて問題です!
3千円と4千円のコースがあるレストランで、現状、3千円コースが80%、4千円のコースが20%で売れているとします。では、現在20%の4千円コースの売上を50%まで上げたい場合、どうすればいいと思いますか?
4千円コース1000円割引キャンペーン!?
4千円コースに1品追加!
…
ブブー!!!
価格を下げるでも他にコストをかけるでもなく、6千円のコースを作るのです!
人は商品に関する情報が少なく、価格帯の選択肢が三つになると中間のものを選びたくなる心理があります。これを『ゴルディロックス効果』と言います。価格差の比率は『3:4:6』が黄金比率だそうです。
前振りが長くなってしまいましたが、今回はメンタリストDaiGoさんの心理交渉術です。まんがでわかるシリーズなので基本的な心理交渉術がわかりやすく習得できます。
それでは明日から使える心理学をピックアップします!
「きみはよく頑張ってるね!」と上司に言われたらどうでしょう?うれしいですよね!
でも、こんなことがあったらどうですか?
友人「あ、そういや課長がお前のことすごい頑張ってるってほめてたよ」
直接言われるのではなく、第3者を介してほめられるともっと嬉しくなりませんか!
これを『ウインザー効果』と言います。
第3者を介して聞くほうが信憑性を感じて信じる傾向にあります。直接だと場合によっては裏があるんじゃないかと疑ってしまうことがあるかもしれませんね。
『かげぼめ』はマネージメントでも必須スキルですね。
もうひとついきましょう!
『認知バイアス』。人は時に自分にうそをついてしまうことがあります。もしかしたら他人にうそをつく回数より多いかもしれません。
イソップのキツネの話。キツネがどれだけ手を伸ばしても届かないブドウを見て、「あれはどうせ酸っぱいブドウだ」と考えました。
欲しいものが手に届かないとき「あれには価値がない」と手に入れられないことを正当化しようとする心理ですね。
逆に手に入ったものだけをいいものと思い込むことを「確証バイアス」。成功は自分の力、失敗は他人のせい「自己奉仕バイアス」。危険な状況下でも、自分だけは大丈夫とおもってしまう「正常性バイアス」、、etc。バイアスは直訳すると「偏り」ですね。
人間は自分を正当化してしまう本当に弱い生き物ですね。大切な決断をするときは信頼できる第3者に意見を求めた方がいいかもしれません。他人のうそとか偏りは簡単に見破れるのに、自分の偏りはなかなか見破れません。
その他もおもしろい心理学のいろいろが分かりやすく書かれています!今回書かせていただいた内容もどこかで聞いたことがあるような基本的な内容だったかもしれませんが、きちんと本を読んで言葉として理解することで使える心理学になると思います。
心理学は営業、マネージメント、マーケティング等いろいろな場面で使われます。読んでて損なし!
著者であるDaiGoさんは、YouTubeが最高です。論文など科学的根拠を用いて話されるので信憑性が高く、心理学にとどまらずダイエットなどさまざまな情報をアップしています。早口なので集中力高まりますよ!