資本主義ハック

   1冊目の本は、「資本主義ハック」(出版 SB Creative)!著者 (冨田和成) は元野村証券のトップ営業マンであり、現在は㈱ZUUの代表として金融×ITの情報発信等様々な活動をされています。

 本書の主題は、今私たちが生きる「資本主義社会」とは何かを理解し、自身の資本を増やしていこう。という本。①人的資本、②金融資本・固定資本、③事業資本の3つの視点で資本を増やしていく方法を解説しています。読後は、資本主義社会をゲーム(ドラクエ?)みたいに捉え、こうすればクリアできるよなー。と考えながら生活していき、資本主義社会で生きていくのは楽しいなって少しでも感じられるとOKみたいな感じです。

 現状、日々の仕事のタスクも多く、まさに「忙殺」されている読者の方も多いのではないかと思います。何か支配されている気がして自分らしく生活ができない。そんな中、自分の人生のコントロールを取り戻すための鍵となるのが資本の存在。
 ITの発達、クラウドファンディング、シェアリングエコノミー等で現代では元手のない人でも様々なことにチャレンジする機会が与えられています。学習するにしても情報はググればすぐに得られるし、YouTubeのコンテンツレベルも非常に高く、私もよくいろんな講義を視聴して勉強しています。しかもタダですよね。株式投資にしてもネット証券だったら1株から買えるし、元手がなくてもいろんなことができるようになりました。まあ、株式は元手が少ないとないとリターンも少ないか、、。でも本書では新興銘柄や未公開株等元手が少ないパターンの投資の考え方も載っています。

 事業資本って何?私ははじめピンときませんでしたが、自社株のこと。日本の富裕層の職業比率トップは企業経営者。どうしても起業=リスク、とか起業=怖いとか考えてしまいますが、リスクの最小化をするヒントや事業を進めていくヒントが多数書かれてあります。事業資本が一番レバレッジが高い資本になります。

みんな概ね平等に資本を増やしていける社会となった現在。一緒に自分の人生をコントロールできるよう、自分の資本を増やして行きましょう!本書は、そのヒントがたくさん含まれています。また、文章も読みやすく、あっという間に読み終えることができると思います。ぜひご一読を!

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