『人生百年時代』『老後2000万円』『将来の年金』。将来のお金の不安はありますか?私はまだ40手前なのですが、早めに理解しておいたほうがいいですし、50歳くらいの方と接する機会も多いので読んでみました。
お金に不安のない方は読まなくてもいいと思います。
お金のことに限らずですが、不安の正体は「わからない」「知らない」ことにあります。
賃貸住宅に住まれている方とローンが終わっている持ち家の方で将来の出費は違うでしょうし、世の中の平均値ではこうだとか、テレビでこう言ってたなど一般論に振り回されてはいけません。自分の財布を具体的に書き出して見える化するとで頭を整理していきましょう。
まず、定年退職時の月々収支のことを考えてみましょう。
収入は、日本年金機構のHPから「ねんきんネット」に登録して、自分の将来の年金が月いくらになるか試算してみましょう!加給年金や厚生年金基金による代行部分など、個人によって追加されるものがありますが人それぞれなので、ここではその案内は割愛します。
併せて、現在働いているところの退職給付金がいくらか、それは一時金だけか、確定給付企業年金(年金で受取る)はあるかを確認しておきましょう。会社に退職給付のことを聞くと怪しまれるかもしれませんが(笑)。今の時代、生活設計のためにといえば、問題ないでしょう。
次に退職時の毎月の支出予定を考えてみましょう。お子様がまだ学生であるとか、人それぞれなので自分事で書き出してみましょう。考えるときの参考になればと支出項目一覧を下記にあげてみます。
- 食費
- 居住費
- 電気
- ガス
- 水道
- 家庭用品費
- 固定電話、インターネット通信費
- 携帯電話
- 自動車ローン
- ガソリン
- 被服費(クリーニング代含む)
- 医療費
- 交際費
- 交通費
- 保険代
- 教養、娯楽費(習い事など)
- 学費
- お小遣い
※なるべく細分化し、具体的に。水道、電気などを光熱費でまとめることなくきちんと分けておきましょう。今後節減策を考えるときに分けておいた方がより具体的に考えられます。
それでは月額収入と月額支出を比べてみましょう!!
月額収支比較のあとは臨時収支の比較をしてみましょう。費用(子供の結婚資金、自身の葬儀費、家の修繕費、医療介護)と貯蓄(退職時の貯蓄、退職一時金等)を比較。
月額の支出と臨時費用を見てみて、退職後どのくらいの追加の収入が必要で、どのくらいの貯金が必要でしょうか。退職時の貯蓄目安と退職後の仕事について考えてみましょう。
本書では、その他リタイア後のお金の上手な引き出し方や、非課税制度をうまく利用した「つみたてNISA」、「iDeCo」の紹介など盛り沢山の内容です。
お金の整理がついていれば、無駄に不安をあおられて変な金融商品に手を出すこともないでしょう。少しでも将来どうなるのかなと感じておられる方はぜひ読んでみて下さい。
おわりに
とにかく(奥様と一緒に)書き出すことで、次の疑問が生まれたり、この費用は削減できるとか、整理が進むと思います!見える化で不安をなくしていきましょう!!
あ、、スマホのキャリア見直しはお済ですか?我が家は、大手キャリアから格安スマホに乗り換えただけで夫婦2台の携帯代が合わせて5000円削減、さらに自宅がWiFi環境になりました。特に不便はありません。